実務経験者のポートフォリオは何を載せる?転職活動で24ページ作ってみた話
はじめに
転職活動を始めるにあたり、ポートフォリオを作ることになりました。
しかし、いざ作ろうと思っても参考になる情報が見つかりません。
検索すると建築学生向けのポートフォリオ解説ばかりで、
- 実務経験者は何を載せればいいのか
- 会社の案件はどこまで掲載していいのか
- デザインはどこまでこだわるべきなのか
といった疑問への答えはほとんどありませんでした。
この記事では、実際に私が転職活動用として24ページのポートフォリオを作った経験をもとに、悩んだことや工夫したこと、作ってみて感じたことをまとめます。
同じように転職を考えている内装設計者の参考になれば幸いです。
実務経験者のポートフォリオで最初に悩んだこと
会社の案件をどこまで載せていいのかわからない
学生時代の作品であれば自由に掲載できます。
しかし実務経験者の場合、掲載するのは会社の案件です。
図面や写真、資料などをどこまで使って良いのか判断が難しく、最初に悩んだポイントでした。
実際、私も案件名や企業名をそのまま載せることには抵抗がありました。
そのため、掲載内容は慎重に整理しながら進めました。
デザインをどこまで作り込むべきかわからない
ポートフォリオなので見た目は重要です。
ただ、デザインに時間をかけすぎても本来伝えたい経験や実績が見えなくなります。
かといってシンプルすぎると、内装設計者としての魅力が伝わらない気もします。
「デザイン性」と「伝わりやすさ」のバランスは最後まで悩みました。
実際に作ったポートフォリオの構成
私が作成したポートフォリオはA3見開きで24ページです。
構成は以下のようにしました。
- 表紙
- PROFILE
- 担当案件
- その他案件
- NOTE(補足)
- CONTACT
学生作品集というよりも、これまでの実務経験を整理した内容になっています。
使用したソフトはPowerPointです。
Illustratorも検討しましたが、修正のしやすさと作業スピードを優先しました。
面接で使うことを前提に作った
今回のポートフォリオで意識したのは、
「どんなデザインをしたか」
ではなく、
「自分は何ができる人なのか」
を伝えることでした。
そのため、主要案件については単に完成写真を載せるのではなく、
- クライアントとの打合せ
- レイアウト提案
- 実施設計
- 見積対応
- 協力会社との調整
- 現場管理
- 引き渡し
など、自分が担当した業務を細かく整理しました。
転職活動では、完成した空間だけでなく、その空間をどのように実現したのかも重要だと考えたからです。
一番苦労したのは資料不足だった
意外だったのが、写真や図面の不足です。
実務で関わった案件でも、自由に持ち出せる資料ばかりではありません。
そのため、
「何をやったか」
を思い出しながら書き出す作業が必要でした。
最初は面倒でしたが、この作業が結果的には一番意味があったように思います。
ポートフォリオを作って気づいたこと
作る前は、
「自分はそこまで大した経験をしていない」
と思っていました。
しかし案件ごとに担当業務を書き出してみると、思っていた以上に多くの工程に関わっていました。
また、
- この仕事は楽しかった
- この業務は得意だった
- 自分はこういう案件が好きだった
という発見もありました。
ポートフォリオは作品集であると同時に、自分自身を振り返るツールでもあると感じています。
これから作る人に伝えたいこと
完璧な状態から始める必要はありません。
私も最初は、
- どんなデザインにするか
- 何ページにするか
- 何を載せるか
全く決まっていませんでした。
まずは担当した案件を書き出すだけでも良いと思います。
レイアウトが決まらなくてもいい。
デザインが固まっていなくてもいい。
とにかく一歩目を踏み出すことが大切です。
少しずつ進めていけば、確実に完成に近づいていきます。
まとめ
転職活動のために作り始めたポートフォリオでしたが、結果的には自分の経験や強みを整理する良い機会になりました。
もし今、ポートフォリオ作りで悩んでいるなら、まずは案件を書き出すところから始めてみてください。
思っている以上に、自分が積み重ねてきた経験の多さに気づけるはずです。
転職活動については、こちらの記事でも実体験をまとめています。


コメント